木浪聖也の「負けん気」を育てた同級生・京田陽太の存在 恩師が明かすムキ出しのライバル心

公開日: 更新日:

 同学年のライバルの存在も大きかった。当時のチームメート、DeNA京田陽太(29)だ。

「正直、京田の方が一枚も二枚も上手でした。京田は1年からレギュラーで、聖也はずっと京田の背中を追いかけていました。京田がショートで3番、木浪はサードで1番か2番で起用して、京田とは三遊間を守っていました。京田には絶対に負けまいと意識していて、ノックは必ず京田よりも1本、2本多く受けるようにしていましたね」(渋谷氏)

 亜細亜大学でも厳しいと評判の練習に耐え抜いた成果か、Honda硬式野球部では1年目からレギュラーに定着。2年目にドラフト3位でプロ入りした。

■「京田には絶対に負けません」

「今でも聖也に電話して『おい、京田はきょう2本打ってたぞ』とたきつけることがあります。そしたら聖也は『京田には絶対に負けません』と言ってきます。京田にも同じことをするんですけどね(笑)」(渋谷氏)

 ライバルの存在が育てた負けん気は日本シリーズでも見られるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々