巨人・阿部監督が日本S見て閃き? 投手陣に「オリックス宇田川のようになれ」訓示の真意

公開日: 更新日:

 巨人阿部慎之助新監督(44)が宮崎秋季キャンプ3日目となる3日、投手陣に訓示を行ったことを明かした。

「昨日の日本シリーズで宇田川くん(オリックス)が打たれたシーンを(話題に)出した。野手陣が『おまえは大丈夫だ、おまえは悪くない、おまえで勝ってきたじゃないか』みたいに言ってるんじゃないかと想像した。ああやって言ってもらえる、野手に信頼されるピッチャーになって欲しいと言った。言動、練習に対する姿勢、野球に対する姿勢だったりは、みんなができることだから」

 2勝2敗で迎えた2日の日本シリーズ第5戦。オリックス1点リードの八回1死二、三塁から、3連投となった宇田川は、阪神の森下に逆転2点三塁打を浴びた。マウンドで呆然とする中、野手陣が声をかけて励ました。そんな「いいヤツ」を目指せということだ。

 さる巨人OBがこう言った。

「阿部監督が選手時代は、このオフに西武から復帰した内海投手コーチがそんなタイプだった。2011、12年にそれぞれ18勝、15勝を挙げて2年連続最多勝。『飛ばないボール』が導入されて打線が苦しむ中、内海の登板する試合はなぜか打線が援護した。一方でエースの菅野は、15年や16年ごろに深刻な援護不足の時期があった。15年は菅野の登板日に限って打線が打てず、防御率は1.91といいにもかかわらず、10勝11敗と負け越しています」

 もちろん、菅野が嫌なヤツだったわけではないだろうが、「援護してくれない投手になって欲しくない」という阿部新監督の「捕手目線」でのアドバイスに他ならない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性