横綱照ノ富士の恐るべき「2度目のモデルチェンジ」 剛腕で琴ノ若下し優勝戦線トップタイ

公開日: 更新日:

「腰が悪いので腰高になり、出足も鈍る。そこで考えたのが小手で振る相撲でしょう。かつて大関魁皇(現・浅香山親方)が得意としていたように、脇で相手の腕をがっしり固め、投げたり、引っ張り込む。相手も無理に抵抗すれば肘を壊されかねないので、差し手が中途半端になったこの日の琴ノ若のように及び腰になる。この取り口なら、出足や腰高はあまり気にせずに済む。ただ、今場所7日目に正代に負けたように、立ち合いから差して一気にもっていく相撲に弱いのが難点です」(前出の親方)

 最終手段に近い、2度目のモデルチェンジ。果たして、あとどれだけ横綱としての強さを見せられるか。

 ◇ ◇ ◇ ◇

【もっと読む】では、八角理事長と芝田山親方が満身創痍の照ノ富士について「元横綱」ならではの視点で語ってくれた。その中には「照ノ富士が一番、新横綱の誕生を望んでいるんじゃないかな」という衝撃の言葉も飛び出している。

【さらに読む】では、では、八角理事長と芝田山親方がそれぞれ引退を決意した時の心境を赤裸々に語っている。晩年は横綱としてどのような矜持、責任を持って土俵に上がっていたのかが記されている。上記の【もっと読む】と合わせて、大相撲ファンは必読だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???