ドジャース山本由伸「12年450億円」大型契約、活躍、コミュ力を支えるメンタリティーの深淵

ベッツと握手をしながらチームメートらと歓談する山本（Ｃ）ロイター／USA TODAY Sports

　ドジャース・山本由伸（25）が日本時間29日、敵地アリゾナ州サプライズのレンジャーズ戦に登板し、2回を1安打無失点、3三振と圧巻のオープン戦デビューを飾った。（【前編】からつづく）

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　そんな山本は異国の地、異国のチームに溶け込む努力を重ねているという。現地特派員がこう言う。

「チームメートが驚いていました。グラスノーら投手陣の輪に積極的に入っていって、身ぶり手ぶりでコミュニケーションを図っている、と。メジャー史上投手最高額となる『12年450億円』の契約を結んだにもかかわらず、謙虚な姿勢も評判です」

　オリックス時代から持ち前の明るい性格でチームを牽引してきた。後輩投手の宮城大弥は「由伸さんで一番リスペクトしているのが人間性です。誰に対しても優しく、低姿勢。僕が入団した時にも、向こうから『高卒4年目の山本由伸です。よろしくお願いします』と。僕の方が後輩なのにですよ。そういったところは本当に素晴らしいと思います」と証言する。