上原浩治の意外な素顔 「ボク、貧乏ですから。おかんが…」は好感度アップの演出だった!

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フリーアナウンサー染谷恵二氏による「ラジオじゃしゃべれないジャイアンツ」(第1回=2005年)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。当事者だからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係──。

 今回はあの上原浩治氏についてつづられた、フリーアナウンサー染谷恵二氏による「ラジオじゃしゃべれないジャイアンツ」(第1回=2005年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

 メジャー移籍を訴えて自費キャンプをしていたとき、上原の心は揺れていた。「ブルペンでは気合が入ってたね?」と聞いても「そうですねえ、はあ」と歯切れが悪い。 そこでわざと「上原さんの練習の手応えはどうでしたか?」と事務的な口調で質問すると、彼は慌てて「あ? これテープ回ってるんですか? すんませんでした」とバツ悪そうに笑顔をつくった。帰り際には何とウインクまでしてきた。戸惑う私の背中で、今度は上原のキレた怒声が響く。「そこ邪魔だから、どいてよ!」。殺気立ったエースの形相にカメラマンが震えている。

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