通訳の範疇を超えた献身サポート喪失が二刀流に及ぼす悪影響

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「大谷は打席を終えるごとにタブレットで自身の打撃を確認しているが、水原通訳がアドバイスするシーンも珍しくなかった。打撃フォームや変化球への対応、相手投手の球種などのチェックは通訳が担っており、大谷に何か聞かれても即答するなど、通訳ではなくまるでアナリストのようだったといいます。エ軍で通訳を介さずにナインとコミュニケーションを図るケースが目立ったが、日本語で話し合える水原氏の存在が言葉が通じないストレスの発散になっていた」

 大谷は来季開幕での投手復帰を目指しており、投打の二刀流としてフル稼働する見込み。

「リアル二刀流で出場した際、投球後に打席が回ることもあり、自打球避けを着用するなど、ベンチで慌ただしい。そのため、水原氏は相手投手に関する情報を全て伝えていた。昨季、リアル二刀流出場時に打率.397、4本塁打、11打点と好調だったの水原氏の的確な助言も大きかった。水原氏に代わるサポート役が機能しなければ、パフォーマンスにも悪影響を及ばすのでないか」とは前出の関係者だ。(つづく)

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