2年後のFA権行使を見据えた「ヒリヒリする9月を過ごしたい」に込められた思い

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 早々とプレーオフ争いから脱落した21年の本拠地最終戦。大谷は「2番・投手」で出場して7回1失点と好投するも、チームは敗戦。降板後はダッグアウトでバットを叩きつけた。試合後の会見では、2年後にFA権を取得するがエンゼルスに残りたいかと聞かれ、こう答えている。

「ファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好き。ただ、それ以上に勝ちたいという気持ちが強い。プレーヤーとしてはそれの方が正しいんじゃないかと思う。もっともっと楽しいというか、ヒリヒリする9月を過ごしたい」

 この年は投げて9勝、打って46本塁打。二刀流で結果を残し、ア・リーグMVPを満票で獲得した。自身は投打にフル回転するも、チームは負け越し。プレーオフにすら進めない現状に怒りが爆発、移籍志願とも受け取れる発言につながったとみるべきだ。(つづく)

  ◇  ◇  ◇

●関連記事【続きを読む】…では、アタマの中身も米国人仕様になった大谷の現在地、そして今後の展望について詳しく報じている。

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