開幕20試合で分かった…セ・リーグは首位・岡田阪神と3位・阿部巨人の「一騎打ち」

公開日: 更新日:

阪神は脂の乗った選手が多く他球団警戒

 一方、この日の阪神は首位・中日を相手に、今季初の同一カード3連勝。0-0で迎えた六回に佐藤輝が3ランを放ち先制すると、先発・才木が七回まで無失点の好投で2勝目を挙げた。七回表コールドとなった雨中の試合を制し、引き分けを挟んで6連勝。今季初めて首位に立った。

 中日、巨人などでバッテリーコーチを歴任した評論家の秦真司氏がこう言う。

「2月の沖縄キャンプで、阪神の岡田彰布監督(66)を取材させてもらった時、『やりたい野球ができるようになってきた』とかなり手応えを感じている様子でした。昨季2位の広島新井貴浩監督(47)にも話を聞きましたが、『阪神がダントツ優勝候補。投打で脂が乗り切った選手が多い。層も厚い』とベタ褒めでした。開幕直後こそつまずいたものの、昨年同様、チーム防御率2.06は12球団中2位と投手陣が盤石。巨人とは違い、捕手とレフト以外のスタメンはほぼ不動という強さもある。昨年、阪神打線で話題になった四球数も、20日の中日戦で7つも奪い取った。犠打で手堅く走者を進める一方で、走れる選手も多く、他チームと比べて攻撃のバリエーションが多い。岡田野球が浸透した証拠で、今年も手ごわい印象です」

 岡田監督は首位奪取に「まだまだ20試合、21試合。去年は(15の貯金を稼いだ)5月に貯金3つで行ったのを、その3つを4月ですか、今年もまだそらねえ、早く出たかなという、そういう感じ」と、うれしそうだった。

■陥落した中日は防御率が悪化 

 甲子園で阪神に3タテを食らい、首位から陥落した中日はどうか。前出の秦氏が続ける。

「20日の試合は走塁や失策などミスのオンパレード。投手陣が頑張っていたが、今の防御率3.18という数字は決して良くはない。立浪和義監督(54)は実は『投手がいいといっても、(昨季は)ビジターでは良くないんです』と心配していた。中田が加入したとはいえ、まだまだ打線が弱く、好調は長続きしないかもしれません」

 3位巨人は開幕20試合、阪神は21試合目。ゲーム差は1だが、一騎打ちの様相を呈してきた。

  ◇  ◇  ◇

 今季が2年契約の最終年の岡田監督だが、実は契約延長説が急浮上している。関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 3

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  4. 4

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  5. 5

    阪神1位・森下翔太を英才教育 父親が明かす「マイホーム購入の判断も野球ありきでした」

  1. 6

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 7

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  3. 8

    阪神・森下翔太がファンから「態度悪い」と非難されるワケ…球宴中間投票セパ最多21万票なのになぜ

  4. 9

    佐々木朗希がゴネた末の契約合意 この時すでに米挑戦は“既定路線”になっていた

  5. 10

    ドジャース大谷翔平「サイ・ヤング賞&首位打者」同時授賞に現実味 4年連続5度目のMVPは既定路線

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 3

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  4. 4

    中傷動画疑惑に「ナメプ」連発の高市首相に大打撃! 共同通信の作成者証言報道を皮切りにメディア総攻撃開始

  5. 5

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  1. 6

    セクシー女優・藤咲まいが「台湾売春」で逮捕 高額ギャラの裏側にある“ホスト沼”の存在

  2. 7

    「ベンチ裏で泣いた」佐々木朗希に囁かれたメジャー適応力への不安…野茂英雄との決定的な違い

  3. 8

    東京都内の選挙で自民また手痛い負け…「リベラル一掃を」と鼻息荒かった杉並区長選も暗い先行き

  4. 9

    佐々木朗希がゴネた末の契約合意 この時すでに米挑戦は“既定路線”になっていた

  5. 10

    高市首相の閉鎖ブログに残された「不都合な真実」…国会で大見得《過去に週刊誌を訴えた》は虚偽なのか?