5人以上の横綱大関「初日全滅」の謎解き…昭和以降初の歴史的惨事は起こるべくして起きた

公開日: 更新日:

 高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は「まさか横綱、大関の5人がすべて負けるとは思わなかった」とした上で、「(上位陣には)そんな簡単な相手は当ててませんから。相手がいい相撲を取った。立て直してくれると思っている。まだ初日ですから」とフォローしたものの、大相撲の看板たる横綱と大関が揃いも揃って格下相手にやられるなど情けないにも程がある。

 角界OBは「番付上位が下位に負けるのがいわゆる『番狂わせ』だが……」と、こう続ける。

「横綱、大関の実力や現状を考慮すれば、この日の結果は驚くに値しない。むしろ、順当とさえ思える。照ノ富士は満身創痍の上、場所前は左脇腹を痛めて満足に稽古もできなかった。ぶっつけ本番で勝てるほど大の里は甘くない。貴景勝も首にバクダンを抱えており、以前ほどの押しの強さはない。カド番の霧島は5勝10敗と大崩れした先場所から立ち直れていないのか、立ち合いが中途半端。琴桜はもっと、まわしを取るための工夫をすべきでしょう。豊昇龍は安易な投げで墓穴を掘った。つまり、いつもの悪癖が出た格好です」

 先場所も尊富士が110年ぶりの新入幕優勝を果たしたように、今の土俵は番付上位と下位の実力差はほとんどないに等しい。下位の力士が上位勢をナメてかかっていると言っても過言ではない。歴史的な惨事は起こるべくして起きた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”