ダル日米通算200勝に王手!五回2死まで完全の今季3勝目 パドレス本拠はスタンディングオベーション
ベテラン右腕が強力打線に立ちはだかった。
パドレス・ダルビッシュ有(37)が日本時間13日のドジャース戦に登板。7回を2安打7奪三振、1四球で3勝目(1敗)を挙げた。メジャー106勝目とし、日米通算200勝に王手をかけた。
ダルがメジャー屈指のドジャース打線をねじ伏せた。初回、ベッツ、フリーマン、スミスと続く上位打線を三者凡退に仕留める上々の立ち上がり。150キロ台半ばの直球を主体に凡打の山を築き、四回まで1人の走者も許さない完璧な投球を披露した。
五回、T・ヘルナンデス、マンシーの4、5番を簡単に打ち取ったが、続くパヘスに四球。完全試合が途切れ、マウンド上で悔しそうな表情を見せた。続くE・ヘルナンデスに甘く入った変化球を右前に運ばれ、得点圏に走者を背負ったが、つけ入る隙を与えない。六回1死からベッツに中越えの二塁打を許したが、後続を打ち取って無失点で切り抜けた。今季2度目となった七回は三者凡退に仕留めると、ファンからスタンディングオベーションで迎えられた。
ダルはドジャース相手に今季3度目の登板で初白星。ベテラン右腕の好投は、同地区のライバル球団相手に今季2度目の勝ち越しをもたらした。
腰の張りを訴えていた大谷はベンチで待機したが、出番はなかった。
▽ダルの話「全体的にメカニックも球も良かった。(日米通算200勝は)なるべく早く達成したい」