時疾風秀喜 東農大卒業寸前に鎌首もたげた「相撲熱」宮城県出身27年ぶり新入幕

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「得意の左四つ右上手に持ち込む技術はあるものの、相手に食らいつくのではなく、真正面から胸を合わせてしまう癖があった。体が大きくないのに、大きな相撲を取っていたのが苦戦の原因です。その悪癖も今は修正されつつある。勝っても負けても淡々としているが、内面は熱いともっぱら。そうでなくては、関取にはなれませんよ」(ある親方)

 宮城県出身力士の新入幕は、1997年の五城楼(現浜風親方)以来、27年ぶり。同県出身横綱は4人いるものの、それでも明治時代の大砲が最後だ。はるか昔のように、故郷を相撲で活気づけられるか。

▼ときはやて・ひでき
●本名は冨栄秀喜
●1996年、宮城県栗原市出身
●179センチ、133キロ
●最高位は現在
●今場所前、結婚していたことを発表した

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