横浜中華街の火災黒煙が流れ込みDeNAも試合“炎上”…投手の台所事情は火の車

公開日: 更新日:

 文字通りの暗雲が立ち込めた。

 DeNAソフトバンク戦のプレイボールを間近に控えた7日の17時過ぎ、横浜スタジアムにほど近い中華街付近で火災が発生。延焼が拡大し、消防車など57台が出動して懸命の消火作業が行われた。風に乗った黒煙が横浜スタジアムの一塁側スタンド上部近くまで流れ込み、灰が降り注いだ球場内には焦げ臭い匂いが漂った。けたたましい消防車のサイレン音が響く異様な雰囲気の中、予定通り18時に始まった試合でDeNAにアクシデントが続出したのだ。

 三回に打席に立った2番手投手の上茶谷がライトゴロ。全力疾走で一塁ベースを踏んだ直後に転倒すると、その場で動けなくなった。ブルーシートに囲まれながら担架で運ばれ、交代を余儀なくされると、八回には5番手投手の中川虎がピッチャーライナーを右足に直撃させてこちらも苦悶の表情を浮かべて悶絶。両肩を支えられながらベンチ裏に戻った中川虎は治療後に続投したものの、DeNAはただでさえ野戦病院状態だ。

 試合前には、主軸の宮崎が左足の肉離れ、先発ローテーション投手の石田健が左肩の肉離れで登録抹消されていた。同じく先発ローテの中川颯も1日の日本ハム戦で四回に緊急降板し、右肩の炎症で離脱したばかり。リリーフの山崎も不調で二軍落ちした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」