御年73でも「鬼の井村待望論」が示す日本ASの深刻危機…かつて指導した中国は手の届かぬ高みへ

公開日: 更新日:

 妥協を許さない厳しい指導で「鬼」と称される井村氏だが、チームとデュエットに出場する比嘉もえ(16)も愛弟子だ。大阪のAS関係者がこう明かす。

「22年には史上最年少の14歳で世界選手権に出場。『100年に1人の逸材』といわれるが、ナショナル・トレーニングセンターがある東京、地元・広島の選択肢が複数ある中、大阪の四天王寺高へ進学したのは『井村クラブ』で井村氏に教わるため。元広島のプロ野球選手だった父親も『任せるなら井村先生しかいない』とのことでした」

 東京五輪後、井村氏は「次のコーチに譲りたい」とチームを去ったが、再びの待望論は、日本の危機感を表している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」