著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

《たった1試合で決めるなんて不公平だ》大会批判したシェフラー自ら「年間王者」を証明した

公開日: 更新日:

「年間王者」というのは今シーズンの最多勝利者や賞金ランキングトップの方が年間の実力を反映しているし、わかりやすい。ツアーメンバーも「今季の最強選手は誰だと思う?」と聞かれてシェフラー以外の名前を挙げる者はおそらくいないでしょう。

 PSや最終戦のあり方は、遅かれ早かれ変わるとみています。それでは、今のPSにはどんな意味があるのか。

 第1戦に出場したランキング70位までの選手が50位に絞られ、第2戦でさらにふるいにかけられ30人が最終戦に進む。「最後に残った選ばれし30人で、もう1回頂点を競ってみろ」という試合だと思うのです。最高2500万ドルのボーナスは、そのためのモチベーションには十分でしょう。

 プロ野球も公式戦143試合でペナントを勝ち取ったチームが、短期決戦のクライマックスシリーズ(CS)では3位球団に負けることもある。各リーグ上位3球団が日本シリーズの切符を争うCSは、いわゆる「消化試合」は減り、ひいき球団のファンは楽しめます。一方で、「各リーグの半分が出てくるCSは公式戦優勝の価値を下げる」と、CS反対論者が少なくないそうです。

 エキサイティングな試合と「真の王者」を両立させることは難しいのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学