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羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

技術とメンタルが試される「ナショナルオープン」は見所満載…タフな状況でどれだけスコアをつくれるか

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 ナショナルオープンの「季節」がやってきました。幕開けの日本シニアオープンは9月12日から千葉CC川間Cで始まります。26日からは茨城の大利根CCで日本女子オープン、10月10日には埼玉の東京GCで日本オープンが初日を迎えます。今年の3大会は関東に集中しました。

 プロはどんな大会でも優勝を目指して力を尽くしますが、男子プロなら、日本オープンや日本プロ、日本シリーズ、日本ゴルフツアー選手権、日本シニアオープンといった公式戦は、やはり思い入れが強い。

「賞金が高い」「複数年シードが取れる」ということはモチベーションになります。

 その舞台は、通常のトーナメントとはコースセッティングが大きく異なります。中でも日本オープンは、開催コースの状況などにもよりますが、フェアウエー幅を狭め、ラフを伸ばし、グリーンを硬く締め、ボールの転がりを速くする。わずか1ヤードのミスでガードバンカーへ落ちやすくするなど、コース難度が格段に上がります。タフな条件は選手の技術を最大限に引き出し、時にパーセーブにも苦しむ我慢比べの展開になる。選手は厳しい戦いになるほど勝利への意識が高まるものです。また、ナショナルオープンは、ゴルフ史に名を刻むことも名誉なことです。

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