《大谷ひとりが背負うとんでもなくデカい重圧》…ドジャースが崖っぷちで監督解任論再燃

公開日: 更新日:

「後がない感覚はない」

 崖っぷちに追い詰められたドジャースの唯一の光明は、その大谷のプラス思考ではないか。

「(敵地ペトコパークの雰囲気を聞かれ)盛り上がってて素晴らしかったですね」

「きょうも劣勢からしっかり、あそこまで追い上げてますし、自信もっていいんじゃないかなと」

「後がないとかっていう感覚自体が、いまの僕にはないかなと思う。2連勝すればオッケーっていう、そういうゲームだと思う」

 この日の試合後の大谷のコメントだ。とてもじゃないが、追い詰められたチームの選手のセリフとは思えない。

 例えば、投手にとっての球速と制球は二律背反といわれる。球速を上げようとすれば、制球はある程度、犠牲にしなければならないと。大谷はしかし、そう考えない。

「(球速と制球は)表裏一体だと思う。正しいフィジカルで、正しい投げ方をすれば、球速も上がるし、コントロールも良くなるし、スタミナ面でもプラスだと思う」と話したことがある。

 かなりのプラス思考というか、常識外れとみられがちだが、そんな大谷だからこそ投打の二刀流といい、50本塁打‐50盗塁といい、これまでメジャーリーガーがやったことのない、現実離れした壁を次々に突破しているのではないか。

「(大谷について)相手はいい投球をしていると思う。多少、抑えられているけれども、それでもきょうは1本打ったじゃないか。引き続き感覚は良いと思うし、失投を打つ用意はできているように思う。あすは特別なことをやってくれる気がするよ」

 この日の試合後のロバーツ監督は報道陣にこう言った。頼みの綱は大谷のバットだが。

  ◇  ◇  ◇

 大谷に対し、パ軍の超過激ファンと血の気の多い選手たちが害をなす懸念は否定できない。なぜなら相手チームにとって目の上のたんこぶであることはもちろん、これまでに「侮辱と受け取られかねない行為」を連発しているからだ。いったいどういうことか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が