著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

大リーグ殿堂入りの基準は時代とともに変わる 背景には指標開発による分析の進化も

公開日: 更新日:

 2024年12月にベテランズ委員会が選出したディック・アレン(元フィリーズ、ホワイトソックスなど)は、1970年代を代表する強打者の一人だった。

 投手が優位の時代であったために大リーグ15年間の通算成績は1848安打、351本塁打、1119打点と傑出したものではなかったが、通算のOPS+は24年シーズンの終了時点で歴代25位だった。

 アレンより上位の24人のうち、現役選手4人を除けば15人が殿堂入りしていただけに、選出も間近と考えられていた。今回の選出は現代の指標が過去の成績の価値を正当に評価した典型例ということになるだろう。

 また、大リーグ機構によるニグロ・リーグの記録の整備事業の進展は、24年5月に大リーグの公式データベースに同リーグの数値が反映されたことで一つの区切りを迎えた。

 現在、機構はニグロ・リーグの再評価を進めていることもあり、今後はデータベースを活用した同リーグの選手の殿堂での顕彰が活発になることが予想される。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    問われるのは菊池風磨のリーダーシップ…timelesz猪俣周杜容疑者“クビ”でも終わらない「タイプロ」の代償

  2. 2

    DeNA藤浪晋太郎はたった1勝なのになぜ? 年俸「5000万→8000万円」大幅増のタネ明かし

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    このところ片岡仁左衛門はダブルキャストが多い理由

  5. 5

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  1. 6

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」

  2. 7

    timelesz猪俣周杜容疑者「異例」の長期勾留がつづくウラとこれから…刑事裁判の見通しも

  3. 8

    DeNA構想外の藤浪晋太郎を拾いそうな「意外な2球団」 “瀕死の剛腕”にはこれだけの魅力

  4. 9

    timelesz猪俣周杜容疑者が殴ったのは「プリクラ彼女?」 逮捕のウラと“タイプロバブル崩壊”カウントダウン

  5. 10

    『デイ・トリッパー』斬新な「ニャー」の響きが世界有数の「美リフ」に仕立てた