井上中日が「脱立浪」で目指す強打変貌大作戦…早くもチームに変化、選手もノビノビ

公開日: 更新日:

「打撃に関しては、変えようとしている様子がうかがえます」

 井上一樹新監督が就任した中日についてこう話すのは、他球団の関係者だ。

「対外試合はともにDeNAと対戦、1戦目こそ0-4で完封負けしたものの、2戦目は8-6で打ち勝ちました。特に変化が見えるのは、各打者に引っ張りの打球が多いこと。前任の立浪監督は基本的に、フトコロに呼び込んで打て、逆方向への意識を持て、という方針を示していました。これがハマった選手もいるにはいますが、引きつけすぎてファウルになったり、逆方向への意識が強すぎて、強く振れないケースもあった。全体的にスイングの強さを欠いてしまったことが、チーム全体の攻撃力低下の一因になったのは確か。井上監督が選手に『引っ張れ』と伝えているかどうかはともかく、これまでの制約を取り払っているのは間違いない」

 1戦目こそ、七回まで毎回得点圏に走者を進めながら、14残塁の拙攻に終わったものの、2戦目は左打者の上林がチーム1号となる本塁打を右翼席に叩き込むと、同じく左打者の土田も右方向に2安打。昨季までのプロ4年間でわずか1本塁打ながら、8日の紅白戦では根尾から右翼席へ一発を放った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ