今秋ドラフトの目玉「最速158キロ」高校生右腕にも忍び寄るメジャーの魔の手

公開日: 更新日:

「中でも衝撃的だったのが、森井に提示されたメジャー球団の条件です。マイナー契約とはいえ、アスレチックスは契約金151万500ドルを用意した。日本円にして約2億3000万円です。日本のドラフト指名選手の契約金の上限は、1億円プラス出来高5000万円。アメリカはその1.5倍を高卒のマイナー契約ルーキーに出すんですから、プロ予備軍にとって金銭という日本のプロ野球の唯一の優位性がなくなった」(同)

 今秋ドラフトの目玉候補である石垣も、将来の夢はメジャーだと口にしている。卒業後の進路は「プロ一本」と明言しているが、それが日本のプロ野球とは限らなくなった。石垣を含め、メジャーを夢見る有力高校生が海を渡る決断をした時、彼らの海外流出を止める術は、今の日本のプロ野球にはないだろう。

  ◇  ◇  ◇

 開幕が迫る春のセンバツでは、大阪勢の出場が98年ぶりに途絶えた。低反発バットの導入により混戦が予想される今大会。その優勝候補、ダークホース、大穴とは――。高校野球に詳しい専門家2名と日刊ゲンダイが徹底予想した。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑