巨人は今季もDeNAサマサマ…“拾ってきた”戦力外左腕が開幕ローテ候補に急浮上
巨人の先発ローテ争いに異変が生じている。
すでに開幕投手の戸郷翔征、グリフィン、井上温大、山崎伊織、田中将大の5人が内定。残る1枠を横川凱、赤星優志、石川達也、堀田賢慎、京本真らが争っているが、「12日のソフトバンク戦に先発した左腕・横川の脱落が決定的になった。4安打4四球2失点の乱調で、オープン戦では珍しく四回にイニングの途中で降板を告げられた。『(ローテ入りを)考え直そうかな。候補はいっぱいいるから』とは阿部監督で、開幕まで残り2週間での巻き返しはもう厳しい。猛アピールを続ける赤星とともに、当初はノーマークだった大穴候補も浮上しています」とは巨人の中堅OBだ。
それが、昨オフにDeNAから自由契約になった5年目左腕の石川達也(26)である。横浜高から法大を経て2020年の育成ドラフト1位でDeNAに入団。22年6月に支配下選手に昇格し、昨季までリリーフとして46試合に登板し、防御率2.63の成績を残していた。開幕一軍入りを果たした昨季は15試合で防御率1.93と好調だったが、なぜか5月末に二軍落ちとなり、その後は一軍から一度もお呼びがかからなかった。