「7イニング制をどう思う?」「野球はどうなる?」センバツ出場監督たちに聞いた

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 今年9~10月に滋賀県で開催される国民スポーツ大会(旧国体)で導入される、野球の7イニング制。すでに高校世代の国際試合は従来の9イニングから7イニングとなっており、将来的には甲子園大会への導入も囁かれている。

 現場で指導している監督たちは、7イニング制をどう思うか。

「僕は絶対に反対です」と言うのは、浦和実(埼玉)の辻川正彦監督(59)だ。

「7イニングは野球ではなくなりますよ。9人のバッターに打順が3回回って、27個のアウトで完結するのが野球じゃないですか。すでにタイブレーク導入で、野球は大きく変わっています」

 西日本短大付(福岡)の西村慎太郎監督(53)も同様だ。

「現場の人間にすれば、新しいことに取り組むのは悪いことではありませんが……野球は9イニング制が望ましい、というのが僕の本音。チームの幅や試合の流れなどを考えると、9回というのは本当によくできている」

 具体的な戦術や選手の役割などに変化が出る、と話す監督もいる。

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