育成段階の佐々木朗希に迫る「中5日先発」の危険度…評論家は肩肘への負担、故障リスクを指摘

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山本由伸はともかく…

 NHKの大リーグ中継で解説を務める評論家の武田一浩氏がこう言った。

「今季の山本は今永と投げ合ったカブスとの日本開幕戦で好投(5回1失点)したように、低めのストレートの制球が安定している上に、球速も上がった。コンスタントにイニングを稼げるようになり、去年もそうだったように、中5日でも同様の安定したパフォーマンスが発揮できるはずです。ここ数年、今季は特に顕著ですが、先発投手は100球がメドという従来の考え方がなくなり、被打率が増す3巡目を前に球数にかかわらず交代する傾向にあります。山本も中5日と登板間隔が短くなることで、球数も多くて90球前後で交代を告げられるはずで、フィジカルへの負担は最小限で済むと思う」

 メジャー2年目の山本はグラスノー、スネルに代わるエース格として計算できるというわけだが、心配なのは佐々木の方だ。

 何しろ、5年間のロッテ時代に中5日で登板した経験は皆無。唯一、2023年10月のオリックスとのCSファイナルステージで吉井監督が中5日での起用を示唆したこともあったが、結局、中5日どころか登板すら見送られた。

 メジャー1年目の日本人投手はほぼ全員と言っていいほど、故障に苦しむ。昨季の山本もそうだったし、今季は中日からポスティングシステムでナショナルズに移籍した小笠原慎之介は開幕前、マイナーに降格した上に、右脇腹を痛めて戦列を離れている。

「佐々木は投球フォームがバラバラだった開幕時に比べて安定してきたとはいえ、まだ育成段階で発展途上です。中5日での登板は不可能とまでは言いませんが、フィジカルも含めてまだまだ改良の余地があるため、山本以上に球数の管理は徹底する必要があります。90球以上投げると肩、肘に負担がかかり、故障リスクも高まるため、佐々木の場合は70~80球に上限を定めるのが最善の起用法といえるでしょう」(前出の武田氏)

 佐々木は不慣れなメジャーの環境で、初めての中5日での登板に耐えられるか。

  ◇  ◇  ◇

 下馬評とは打って変わり、ここにきて米現地メディアによる佐々木の評価は大暴落している。実際、MLB公式データサイトでも佐々木の「欠陥」はハッキリ。さらに、野球に取り組むスタンスは大谷とは正反対だ。いったいどういうことか。いま、何が起きているのか。

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