佐々木朗希がマイナー落ち危機脱した「3つの理由」…2戦連続KOからガラリ、5回途中1失点の好投

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 課題だった制球難は多少、改善された。

 ドジャース佐々木朗希(23)が、日本時間6日のフィリーズ戦に先発して4回3分の0を3安打1失点だった。過去2度の登板はいずれも押し出し四球を許すなど、ストライク率は44.6%と52.5%。ほぼ2球に1球はボール球だったが、この日は60.3%で2四球だった。

 直球の最速は約158キロ。初戦の約162キロには及ばないものの、前回の156キロから球速は2キロほどアップした。

 開幕から2試合で計4回3分の2しかもたなかった佐々木が、この日は5回途中まで投げて試合をつくった。それもこれも制球と球速が改善されたことが大きい。試合後のロバーツ監督はこう言った。

「これまで2試合の結果を考えると、先発してリードを保ったまま降板したことは彼にとって大きなプラスだ。5回までいけるとわかったので、次は80球がメドになる」

 米メディアはこの日の内容次第でマイナー降格もあると報じていたが、とりあえず3A行きは免れた。

 前回までと比べて投球内容が良くなったのはなぜか。

「自分の中で改善するポイントがあったので、そこをうまく修正できた。2日前のブルペンで、インステップが強かったことに気付いたので直した」とは本人。三塁寄りに踏み出していた左足を、本塁方向に修正したのが奏功したというのだ。

 スポーツライターの友成那智氏は、捕手の問題を指摘する。

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