巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級
ティマはとんでもない打球を飛ばす
「加えて、巨人はポスト坂本勇人の問題も抱えている。先日、不振による今季2度目の二軍落ちとなり、引退も遠くない。岡本と坂本の後継者育成が急務の中、阿部監督の頭の中にいるもうひとりが育成のティマ(20)だろう。ドミニカ共和国から来日して5年目。リチャード同様、パワーと飛距離は超メジャー級と言っていい。昨季は二軍でイースタン2位の15本塁打をマークしたが、とにかくとんでもない打球を飛ばす。
今季はここまで二軍35試合で打率.264、5本塁打、18打点といずれもリーグの上位。日本ハム打撃コーチ時代に万波を覚醒に導いた矢野二軍打撃チーフコーチの指導を受け、確実性も増してきている。外野手登録だが、一塁も守っているからこちらも『ポスト岡本』の候補。一塁と三塁を守れるリチャードとともに本格化すれば、岡本と坂本の抜けた穴を補って余りある可能性を秘めているのは確かだ」
もちろん、期待通りに才能が開花しての話ではあるが……。ちなみに、前日13日の巨人デビュー戦でいきなり本塁打を放ったリチャードは昨14日の広島戦では、3打数無安打だった。
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今回のトレードは「問題児交換」とも言われるが、得をしたのは果たしてどちらの球団か。巨人でバッテリーコーチや二軍打撃コーチを務めた評論家の秦真司氏に尋ねると、各々の選手の特性を踏まえた上で専門家としての答えが返ってきた。
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