巨人のプロスペクトだった秋広優人放出の波紋…ファンからは非難噴出、古株スカウトも「余波」懸念
<秋広があまりにもかわいそうだ。ソフトバンクで阿部監督を見返せ!>
<リチャード取るなら、普通に秋広を育てればいいだろ!>
SNSなどでは巨人の秋広優人の放出に関して、球団や阿部慎之助監督への否定的な声が少なくない。
秋広は「練習態度に問題がある」などと意識の低さを指摘されたこともあったが、二松学舎大付高から2020年ドラフト5位で入団してまだ5年目。22年にはあの松井秀喜の背番号「55」に変更するなど、球団も中軸候補として大きな期待を寄せていた選手だ。
そんなプロスペクトが、ソフトバンクで問題児扱いされていた今年6月で26歳になるリチャードを交換要員に、秋広の高校の先輩で一軍実績もある大江まで加えた「2対1」で放出されたとあっては、ファンが反発するのも無理はない。
そもそも、毎年のように補強に明け暮れる原辰徳監督からバトンを引き継いだ阿部監督に対して、生え抜き育成に期待を寄せるファンが少なくなかった。しかし、阿部監督も補強に積極的で、トレードは就任2年目にして早くも5件目。昨オフには岸田、大城ら一軍クラスの捕手がいるにもかかわらず、ソフトバンクからFAで甲斐を引き抜いた。球団は常勝が求められるとはいえ、<原監督とやっていることは同じ>との見方があるのも確かだ。