ドジャース大谷 本塁打量産に向けて克服したい長尺バットの“副作用”…厳しい内角攻めへの対応がカギ

公開日: 更新日:

 その結果、16日現在で右方向へ引っ張った打球は昨季よりも約11%増えた。本塁打も16日のアスレチックス戦前の段階で左方向に打ったのは3月27日のタイガース戦で放った2号ソロの1本のみ(右方向は計7本)。

 打球方向の偏りを巡っては、大谷が昨季のワールドシリーズで左肩を脱臼、オフに関節唇損傷の修復手術を受けたことが影響しているとの見方もある。米特派員の一人はこう指摘する。

「左方向へ強い打球を打つには、インパクトの瞬間、左手で強く押し込まなければならない。これが負担になるのではないか。左手を強く使うのが苦痛なので、あえてポイントを前に置いている。その結果、中堅から右翼方向への打球が多いのでしょう」

 そんな中、5月に入って13試合で8本塁打と大当たりである。

「打球方向はさておき、もともと大谷はスイング速度が速いうえ、芯で捉える確率も高い。今季は打球角度こそ若干下がってはいるものの、長尺バットの成果もあってか、スイング速度、ハードヒット率が増加している。これで逆方向に本塁打が出始めれば、最終的には54本だった昨季の本塁打数を上回る可能性もある」(某アナリスト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒