両リーグ最速20号のドジャース大谷が挑む「確率7.8%」の超難関…そして「真のナ・リーグ記録」更新は?
禁止薬物が絡む記録は認めない風潮
さらに、大リーグ公式サイトなど米メディアによれば、「55試合で20本」をマークした延べ64人のうち、60号に届いたのはわずか5人。確率7.8%の“難関”だ。22年にはヤンキースの長距離砲であるジャッジが62発を放ち、ロジャー・マリスの持つア・リーグのシーズン最多本塁打記録を更新したが、他の4人はバリー・ボンズ(ジャイアンツほか)、マーク・マグワイア(カージナルス)らドーピングに手を染めた選手ばかり。
MLBの記録では、ボンズが01年にマークした73本をナ・リーグのシーズン最多本塁打記録とし、マグワイア(70本)、ソーサ(66本)と続くが、近年は、禁止薬物を使用した選手の成績を認めない野球記者も少なくない。「アンチ・ボンズ派」のメディア関係者の間では、スタントン(現ヤンキース)がマーリンズ時代の17年にマークした59本塁打こそ、ナのシーズン最多本塁打と位置付けられている。
スロースターターの大谷は例年、6月以降に調子を上げている。このまま本塁打を量産し続け、スタントン超えなるか。
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ところで、投手として順調にリハビリを勧めている大谷だが、二刀流復帰するのはいつ頃なのか。ドジャースの投手陣はケガ人が続出し、まさに投壊状態。猫の手でも借りたい状況だが、それでも大谷の出番はプレーオフになりそうだという。いったいどういうことか。いま、ド軍で何が起きているのか。
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