元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

公開日: 更新日:

【3】退職後はどうする? 同じ大横綱の貴乃花は…

 相撲協会を辞めた後、白鵬は何をするのか。

 親方衆の多くもクビをひねっており、「海外向けに、相撲をアレンジした格闘技のプロモートをするらしい」なんてウワサも出ている。

 いずれにせよ、協会の看板を失った以上はイバラの道。同じように大横綱と呼ばれながら、協会を去った貴乃花を見ればよくわかる。

 貴乃花は協会執行部との対立の末、2018年9月に退職。当初は「相撲道場を作って、青少年の育成や相撲の普及をしたい」と意気込み、「一般社団法人貴乃花道場」を設立したが、現在は地方の講演会がメイン。昨年、法人名から「道場」を取り、「一般社団法人貴乃花」として活動している。

「講演会の数はそれなりだとしても、全盛期を知っていると寂しい限りですね。収入の大部分はふるさと納税サイトのCM出演料と聞いている。以前は絵本の出版も取り沙汰されたが、それも頓挫した。貴乃花の場合は家族と縁を切って身軽になったことも大きいでしょう。2年前に再婚したといっても、夫人が1人増えただけですから。そこに行くと白鵬は夫人に加え、子どもが4人。以前は協会所属ということで間接的に商売もしていたが、その看板も使えなくなる。夫人の父、白鵬にとっての義父は名の知れた実業家なので、食っていくだけなら心配はないでしょうけど……」(前出の若手親方)

 前途多難である。

  ◇  ◇  ◇

 白鵬の評判は角界の間でもすこぶる悪く、今回の一件ではそのスカスカの人望が露呈した。同じ一門からも庇うような声は出なかったという。いったいどういうことか。その悲惨すぎる状況とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 格闘技のアクセスランキング

  1. 1

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  2. 2

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  3. 3

    横綱大の里が抱える“厄介な悪癖”…パワーだけでは勝てない「幕内の壁」が立ちはだかる

  4. 4

    横綱大の里に舞の海氏「深刻な病、悪い癖」…V戦線に踏みとどまるも方々から辛辣意見殺到

  5. 5

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  1. 6

    元横綱・白鵬の「師匠代行」玉垣親方の素性と評判…異色の経歴、27歳で角界入りの元教師

  2. 7

    大相撲平幕Vが早くも「平成31年間の9人」に並ぶ… 今後も止まらぬ番付崩壊、プロアマの差はないも同然

  3. 8

    いとうあさこ似を自認・琴栄峰央起の“美四股”は角界随一、兄・琴勝峰の影響で高卒プロ入り決意した

  4. 9

    二所ノ関部屋・大の里が未成年に飲酒強要疑惑…相撲部屋のイジメは永久になくならないのか?

  5. 10

    曙太郎さん死去「最新型ベンツに乗る貴乃花を見て頭に血が上り…」生前に語っていた若貴への強烈ライバル心

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  4. 4

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  5. 5

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の才能腐らす「メンタルの病巣」…マイナーでの大炎上にロバーツ監督もバッサリ

  2. 7

    「ブラタモリ」抜擢の桑子真帆アナ “金髪チャラ系”の大学時代

  3. 8

    中丸雄一に"共演者キラー"の横顔も…「シューイチ」で妻の笹崎里菜アナも有名女優もゲット

  4. 9

    コロナ今年最多の患者数…流行株「ニンバス」知っておきたい症状と対策

  5. 10

    「あんぱん」今田美桜の“若見え問題”も吹き飛ぶ!ミセス大森の好演と美声で終盤も激アツ