鈴木誠也が失速、打点王陥落も“巻き返し策”あり カブス1、2番はシーズン後半に調子上げるタイプ
「自信を持って打席に立っている」
ここまで鈴木は得点圏打率.329(73打数24安打)、7本塁打、42打点。クレイグ・カウンセル監督は今季、打点マシンに変貌した鈴木について「自信を持って打席に立っているのがわかる。自分が返すことだけでなく、つなぎも意識して打線の軸を担っている。スイングが美しく、パワフルな男だね」と絶大な信頼を寄せている。
今季はチームの方針から右翼の定位置を剥奪された。開幕前には地元メディアが「放出要員」に挙げるなど、トレードの噂が絶えなかったが、不慣れなDHのルーティンにも対応し、カ軍打線を牽引している。カブスの20年以来5年ぶりの地区優勝とポストシーズン進出はトレード要員の汚名を返上した鈴木のバットにもかかっている。
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そんな鈴木は「巨人の星」さながらの家庭環境で育った。なんでも、学校の宿題をしていたら、「勉強する暇があったら走ってこい」とも言われたそうだ。その仰天スパルタ教育とはいったいどんなものだったのか。
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