鈴木誠也が失速、打点王陥落も“巻き返し策”あり カブス1、2番はシーズン後半に調子上げるタイプ

公開日: 更新日:

「自信を持って打席に立っている」

 ここまで鈴木は得点圏打率.329(73打数24安打)、7本塁打、42打点。クレイグ・カウンセル監督は今季、打点マシンに変貌した鈴木について「自信を持って打席に立っているのがわかる。自分が返すことだけでなく、つなぎも意識して打線の軸を担っている。スイングが美しく、パワフルな男だね」と絶大な信頼を寄せている。

 今季はチームの方針から右翼の定位置を剥奪された。開幕前には地元メディアが「放出要員」に挙げるなど、トレードの噂が絶えなかったが、不慣れなDHのルーティンにも対応し、カ軍打線を牽引している。カブスの20年以来5年ぶりの地区優勝とポストシーズン進出はトレード要員の汚名を返上した鈴木のバットにもかかっている。

  ◇  ◇  ◇

 そんな鈴木は「巨人の星」さながらの家庭環境で育った。なんでも、学校の宿題をしていたら、「勉強する暇があったら走ってこい」とも言われたそうだ。その仰天スパルタ教育とはいったいどんなものだったのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い