ドジャース山本由伸「中5日」7戦続き疲労蓄積…首脳陣が見計らう“夏季休暇”のタイミング

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ポストシーズンに向け一度リセットが最善

 山本はオリックス時代から腹斜筋の損傷や上半身のコンディション不良など故障で離脱することが珍しくなかった。渡米1年目の昨季も6月中旬に右肩腱板損傷で負傷者リスト入り。約3カ月間、戦列を離れた。シーズン終盤に復帰し、ポストシーズンはヤンキースとのワールドシリーズを含む4試合に登板し、2勝0敗、防御率3.86と好投。4年ぶりの世界一に貢献したものの、身長178センチとメジャーの投手としては小柄な山本は、年間を通してのフル回転は難しいのが実情だ。大ケガによる長期離脱を避けるためにもド軍首脳陣は昨季のように、疲労がピークに達する夏場に休養を与え、ポストシーズンに向けて一度リセットさせるのが最善の起用法であることを十分に理解している。

 ド軍投手陣は、ここにきて大谷に加え、2023年にメジャーデビューを果たし、4勝を挙げたシーハン(25)が右肘靱帯修復手術から復帰した。左肩の炎症で離脱しているスネルはすでに、投球プログラムを再開しており、順調なら後半戦での復帰が見込まれている。メジャー18年目のベテラン左腕カーショーも含めて先発の頭数は徐々に揃いつつある。

 ド軍のエース格である山本はオールスター(7月16日=アトランタ)にナの先発投手としての選出が確実。球宴で登板した直後にも、夏休みが与えられそうな気配だ。

  ◇  ◇  ◇

 ところでドジャースといえば佐々木朗希に今季絶望説が流れ、これまで庇ってきたロバーツ監督でさえ、ついにメンタル面の問題を示唆するまでに至った。だが、「しっくりこない」と訴えては自分勝手に離脱を繰り返す姿勢は、古巣ロッテ時代から“お馴染み”の光景だ。当時もチーム内では白い目を向ける声があったという。周囲を呆れさせてきた佐々木のこれまでの「生き方」とは。

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