“迫害”されてきた僕を長嶋茂雄さんは…。とにかくファンを大切にする人でした

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 喫茶店で茶をしていたら、ユニホーム姿の選手が1列に並び、行儀よく2階から階段を下りてきた。その中に長嶋さんと一茂さんがいて、親子の姿を見ながらほほえましく思ったものです。

 ラジオ番組でその話をしたら、ニコニコしていました。おみやげにサインボールをもらいましたが、背番号「3」と書いてあり、うれしかったのを覚えています。いちファンだった子どもの頃のボクにしたら、「ミスター」から対談相手に選んでもらえるなんて思いもしない、まさに夢のようなひと時でした。

 東京六大学野球のスーパースターが我が巨人軍に入団した時は、大喜びしましたよ。後楽園でのデビュー戦(1958年)で金田正一さんから4連続三振を食らいましたが、それでもピッチャーに向かって行く姿勢は格好良かった。打つ、守る、投げる、すべてのプレーが華麗でした。

 長嶋さんはボクの3つ年上で、王さんは2つ下ですから、ちょうど「ON」の間です。同じ時代を同世代として過ごせたのは、何よりの思い出です。ONがいてチームはV9を達成。これから先、こんなことはあり得ないでしょう。

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