大の里が名古屋場所で直面する「新横綱」2つの試練…昇進直後Vは1949年から5人だけ
角界OBは「肝心の土俵も心配です」と、こう続ける。
「大の里は『詰めの甘さ』がネック。立ち合いから一気に土俵を割らせることができればいいが、勝ち急ぐと途端に腰が上がり、最後の一押しができなくなる。豊昇龍には不戦勝を含め2勝6敗だが、負けた相撲のほとんどが土俵際で逆転されたもの。全勝優勝がかかっていた先場所の千秋楽で豊昇龍にぶん投げられたのも、勝負を急いでスキをつくったから。相手を押し込んでも気を抜かず、腰を落としてじっくり攻めるーー。そんな余裕が欲しいところだが、ただでさえ重圧がかかる新横綱場所ですからね。一度にあれもこれもと求めるのは酷でしょう」
本領発揮は来場所以降、となるかもしれない。
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ところで、大相撲といえば元横綱白鵬の退職騒動が話題だが、先日突然飛び出した「皇帝の末裔発言」は角界で失笑の渦を巻き起こしているようだ。いったいどういうことか。なぜ白鵬は白い目で見られているのか。
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