大の里が出稽古先で豊昇龍に「どうします?」から計4番、若手2横綱が土俵に吹かせる新風

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「昔なら、双方ともに遠慮したものですが、時代は変わりましたね」

 一報を聞いた角界OBも、思わず目を丸くした。

 13日初日の名古屋場所まで一週間を切った大相撲。各力士が調整に余念がない中、新横綱・大の里(25)と横綱・豊昇龍(26)が7日、稽古をした一件だ。

 両者は示し合わせたわけではなく、偶然、出稽古先の境川部屋で鉢合わせ。大の里が先輩横綱に「どうします?」と聞くと、豊昇龍は「やろうか」とこれに応え、計4番を取った。

 横綱同士が出稽古で相撲を取ることはある。大の里の師匠である二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は現役終盤、自ら白鵬のいる宮城野部屋に赴き、稽古をつけてもらった。千代の富士も弟弟子の北勝海(現八角理事長)を引き連れ、「いっちょ揉んでやるか」と、旭富士(現宮城野親方)が所属する大島部屋に乗り込んだこともあった。

 しかし、本場所直前にも関わらず、出稽古先で偶然居合わせた横綱同士が稽古をするのは異例。近年では2018年の7月場所前、稀勢の里と白鵬が稽古をしたことがあるくらいだ。

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