カブス鈴木誠也は打点トップなのに…米メディアも憤慨の球宴落選に“まさか”の原因

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 カブス鈴木誠也(30)のオールスター落選が波紋を呼んでいる。メジャートップの77打点をマークしている和製スラッガーが選出されなかったことに、複数の米メディアが異論を唱えているのだ。

 米ネットメディアの「オン・タップ・スポーツ・ネット」は日本時間7日、カブスから球宴メンバーに選出されなかった鈴木とマイケル・ブッシュ(27=打率.297、18本塁打、56打点)に関する記事を掲載。カブスからはファン投票も含めて3人(クロウアームストロング、タッカー、ボイド)が選ばれているため、MLBが「全てのチームから最低1人は選ばれる」という不文律を重視した結果、鈴木らが落選。「時代遅れのルールが本物のスター選手を締め出すことになる」と批判している。

 今回、ナ・リーグDHの控えに選ばれたのはフィリーズのカイル・シュワーバー(32=打率.251、27本塁打、63打点)。フ軍からは先発右腕ウィーラーの2人だけだった。球団ごとのバランスを考慮したのだろうが、理由はそれだけではないという。

 シュワーバーは2022年にナ・リーグ本塁打王(46本)を獲得するなど実績がある上、近年は参戦希望者が減っているホームランダービーにも過去2度(18、22年)出場し、18年には準優勝している。過去2度ともMLBからの要請に二つ返事で出場を快諾。「シュワーバーが選出され、鈴木が落選したのはMLBへの貢献度の差」(特派員)との声もある。今年の本塁打競争に出場が決まっているのは8人中5人(8日現在)。すでにメッツ・アロンソらの常連が辞退を表明しており、米メディアを中心に長打力のある鈴木を推す声が日増しに高まっている。

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