大谷翔平の投手調整に異変アリ…間隔や過程から透けるドジャース首脳陣「投げるより打って」の本音と思惑

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先発は飽和状態になりつつある

「前半戦終盤は投手を兼ねたことによる疲労が打撃にも影響していた。『捉えたと思ったのがセカンドゴロ』などと、本人も話していましたからね。しかし、投手として中8日と登板間隔を空けた後半戦に入って、打つ方は8戦6発と絶好調。投手としていまひとつでも、前回同様、登板間隔を空けることによって好調な打撃を維持したいという首脳陣の配慮ですよ。ベッツ(32)の7月の打率が2割を切っている現状、打者・大谷にかかる比重は大きくなるばかり。ローテをずらし、大谷の投手としての負担を軽減することで、打者として結果を出してもらいたいというのが首脳陣の本音なのです」

 肩痛で離脱していた160キロ右腕のグラスノーはすでに復帰。同様に肩を痛めていたサイ・ヤング賞左腕のスネル(32)は27日のマイナー戦に調整登板して5回途中を無安打無失点に抑え、メジャー復帰は時間の問題になった。8月下旬には右肩インピンジメント症候群で戦列を離れていた佐々木(23)も復帰する予定だ。先発は飽和状態になりつつあるだけに、大谷には投げるより打ってもらいたい。そんな球団や首脳陣の思惑が、今回の登板間隔や調整過程から垣間見えるというのだ。

 その大谷は28日のレッドソックス戦で、昨季同僚の右腕ビューラーから中前打を放ち、4打数2安打1三振1四球。8戦連続安打で、今季29度目のマルチとしたが、チームは3-4で競り負けた。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイでは現在、中日楽天で活躍した山崎武司氏による「これが俺の生きる道」を連載中だ。そこでは自身の野球人生を赤裸々に振り返るとともに、昨今のプロ野球界に対する“遠慮なき本音”が綴られている。「立浪和義氏へのコンプレックス」や「中日への忖度なき思い」とは、いったいどんなものなのか。

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