パドレス・ダルビッシュ有が節目の勝利でまさかの発言 大谷ドジャースへの敵愾心を剥き出しに
完全復活に向けて手応え
チームは首位ドジャースと3ゲーム差の地区2位、ワイルドカード争いで首位カブスと5ゲーム差の3位。2年連続ポストシーズンどころか、2006年以来19年ぶりの地区優勝を狙える位置につけている。
ダルは大谷と山本由伸が入団した昨年以来、ド軍への並々ならぬライバル心を隠さない。近年はジャイアンツに代わって宿敵と位置付けるサンディエゴの地元ファンが少なくないだけに、チーム内でもド軍への敵愾心は年々、高まっている。
ダルがド軍猛追を公言したのは、完全復活に向けて手応えがあるからだろう。本人も説明した通り、腕の位置を下げてスリークオーター気味にすることで制球が安定し、直球の伸び、キレも回復。7回を76球と少ない球数でまとめて最盛期をほうふつとさせた。故障明けながら復帰後は中4日で2試合に投げており、登板間隔にも不安はない。仮に今後も中4日のローテなら、ドジャースとの2試合を含めて残り10試合に登板する見込み。
メジャー14年目のベテランだけあって、シーズン終盤からポストシーズンでの調整法、戦い方は熟知しているだけに、パフォーマンスは十分に期待できる。
「みんなで一丸になって頑張っていきたい」と話すダルはドジャース追撃のキーマンになりそうだ。
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そんなダルビッシュと大谷の両天才には、「生き方」「考え方」において決定的に異なる点がある。いったいどこがどう違うのか。2人を突き動かす「原動力」とは。
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