ドジャース大谷翔平 サイ・ヤング賞本命パイレーツ右腕スキーンズを攻略できず2三振

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 ドジャース大谷翔平(31)が日本時間5日、敵地ピッツバーグでのパイレーツ戦に発熱を訴えた前日に続いて2戦連続強行出場。試合前にはキャッチボールを行い、次戦登板に備えるなど、状態の良さをアピールした。

 相手の先発でパ軍のエース右腕ポール・スキーンズ(23)に対して一回、159キロの高めの直球で空振り三振。2死二塁の好機で迎えた三回は勝負を避けられ、四球を選んで出塁した。六回の第3打席は変化球で2ストライクと簡単に追い込まれると、最後は158キロのストレートにバットが空を切り、3球三振である。

 スキーンズは最速165キロの直球が武器の剛腕。昨季、23試合で11勝3敗、防御率1.96の好成績をマークし、ナ・リーグの新人王に選出され、サイ・ヤング賞投票でも3位に入った。今季もここまで28試合で9勝9敗、防御率2.05。選手の貢献度を示すWARはリーグトップの5.5で、サイ・ヤング賞の本命だ。

 怪物ルーキーと称された昨年6月のスキーンズとの初対戦では161キロ級の速球を捉えてスタンドに叩き込む洗礼を浴びせた。今年4月に再戦した際には逆に159キロの直球につまらされて中飛に倒れるなど、3タコだった。

 今季の大谷はブルワーズのルーキーで剛球右腕のミジロウスキーから一発を放つなど、速球に振り遅れることなく対応。球種別では最多の26本塁打を放っているが、スキーンズの剛球は攻略しきれなかった。

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