ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も
大谷にその気はなかったかもしれないが、「中継ぎの負担を減らす」「各々がカバーする」といったコメントを発したのは、右肩のインピジメント症候群からの復調が遅れている佐々木朗希(23)への痛烈な皮肉になったのではないか。
地区優勝、ポストシーズン進出争いが熾烈になり、疲労がピークに達していたり、故障を抱えたままプレーを続ける選手も少なくない中、結果としてマイナーでの調整を続けている佐々木へのダメ出しになったからだ。
佐々木は既に実戦復帰し、傘下3Aオクラホマシティで4試合14イニングに登板し、0勝2敗、防御率7.07。直球の最速は156キロ止まりの上に、8四球と制球にも苦しんでいる。
あす10日のサクラメント戦(ジャイアンツ傘下)の登板を前に、デーブ・ロバーツ監督は佐々木に高いハードルを課している。8日の試合前、佐々木について聞かれた指揮官は「今の彼に最も重要なのは投球内容。球速や制球力を向上させ、しっかりと投げること。(メジャー昇格には)彼のピッチングレベルを上げる必要がある」と、マイナーの打者を圧倒するパフォーマンスを求めた。