巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

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「松井監督」が既成事実化する巨人

 そして、阿部巨人だ。大方のリーグ連覇の予想を裏切り、勝率5割前後をウロチョロするのが精いっぱい。特に阪神戦は7勝17敗と一方的で、阪神独走の立役者となってしまった。昨季の就任1年目Vでもてはやされた阿部慎之助監督(46)の手腕にも疑問符がつくようになった上、その座を脅かす超がつく強力なライバルまで現れた。

「6月3日に長嶋茂雄終身名誉監督が亡くなってからというもの、ゴジラ松井(秀喜氏)の監督就任が既定路線のように語られるようになってしまった。阿部監督には気の毒だが、“長嶋さんの遺言”“ジャイアンツの未来に関わっても不思議はない”という言葉が独り歩きし、読売も球団も松井監督誕生を現実のものとして考えるようになったともっぱらです。

阿部監督の契約は3年。来年まで指揮を執るのは間違いありませんが、来季もV逸すれば、一気に松井監督が誕生する雰囲気。阿部監督は昨季の優勝で事実上の全権となったものの、自らが強く望んで獲得した甲斐拓也田中将大が思うように活躍せず、これも強く希望して引き入れた高校(安田学園)の先輩でもある橋上秀樹作戦戦略コーチも成果を出せなかった。対阪神戦の借金10という大惨敗も含めて、今季の敗戦は印象が悪すぎます」(巨人OB)

 CSに進出しても、阪神に苦戦するのは必至。藤川球児監督が残した圧倒的な結果によって、阿部監督はたった1年で崖っぷちに追い込まれることになってしまった。

  ◇  ◇  ◇

日刊ゲンダイでは「藤川監督の本性」に迫る緊急連載を開始した。メディアをけむに巻き、情報が漏れれば“犯人捜し”も辞さず。テレビインタビューで笑顔をふりまく姿とは裏腹に、冷静かつシビアにチームを率いた藤川監督の素顔とは。

●関連記事【藤川監督 仮面の奥の本性】…では、それらについて詳しく報じている。

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