ドジャース指揮官が大谷翔平の足で変えたい…「メジャー平均以下」の深刻データ

公開日: 更新日:

求められるのは三刀流の働き

 ここまで48本塁打でフィリーズのシュワーバー(50本)とともにナ・リーグ本塁打王を争う大谷にしても、実は走塁面での貢献度は乏しい。今季はここまで17盗塁で、メジャー史上初の「50-50」(54本塁打、59盗塁)を達成した昨季よりも大幅に減少しているだけでなく、走塁面での貢献度を表す指標で、ひとつの安打でどれだけ次の塁まで進めたかを示すXBT%は昨季の46.9%から今季は40.6%でメジャー平均の41.4%を下回っているのだ。

 ド軍は後半戦に入って22勝25敗と負け越しており、そのうち1点差12試合、2点差4試合と僅差で落とす試合が少なくない。試合終盤、救援陣が打ち込まれて試合をひっくり返されるケースもあるとはいえ、競り負ける試合が目立つのは、大谷を含めた野手の機動力が機能していないことも原因だ。

 大谷は投打の二刀流としてチームの主力を担うだけでなく、昨季のように出塁して塁をかき回すリードオフマンの三刀流の働きが求められる。

 パドレスとの激しい地区優勝争いを制するには、大谷の機動力が欠かせない。

  ◇  ◇  ◇

 チームのために身を削り、投打で躍動する大谷の存在を苦々しく思っているのが佐々木朗希ではないか。大谷はことあるごとに「フォア・ザ・チーム」を強調しており、本人にその気があるかはともかく、結果的に期待を裏切り続ける佐々木への痛烈な皮肉になっているからだ。いったいどういうことか。いま、何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ブラタモリ」抜擢の桑子真帆アナ “金髪チャラ系”の大学時代

  2. 2

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  3. 3

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  4. 4

    82歳で死去の橋幸夫さんが日刊ゲンダイに語っていた「佐川急便事件」と「統一教会」のバッシング報道

  5. 5

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  1. 6

    御三家の生き残り舟木一夫の“傷だらけの人生”と、兄貴分だった故・橋幸夫さんも太鼓判のサバイバル術

  2. 7

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋