世界陸上開幕!田中希実、北口榛花、三浦龍司…気になるあの選手のメダル予想
関係者は続ける。
「他のトラック勢は、3000メートル障害の三浦龍司に期待する。五輪は2大会入賞で7月のダイヤモンドリーグ(DL)モナコ大会では、ラスト1周で五輪2連覇中のS・バカリ(モロッコ)の前に出て勝ちに行った。最後は競り負けたものの、自身の日本記録を6秒以上も更新(8分3秒43)しての2位。強豪選手は世界陸上でもうひとつ上の走りをしてくるが、この種目はアクシデントがつきもの。表彰台に上がっても不思議ではない。1500と5000メートルを走る田中希実は入賞でも十分価値がある。
気になるのは、女子やり投げで前回大会とパリ五輪で金メダルの北口榛花です。今大会のメダル獲得の最有力候補ですが、今季は6月に右ひじを痛めたことで調整が遅れ、周囲はかなり心配した。先月のDLファイナルも最後の6投目にやっと60メートルを超えての最下位で3連覇を逃した。本番には間に合ったようだが、本人は再発を恐れているとの声もある。100%の力を発揮できるか。その点が気になります」
無観客で行われた東京五輪の陸上メダルは、男子20キロ競歩の銀、銅の2個に終わった。それ以上の結果を残し、大観衆を沸かせたいが、さて。