日本ハム新庄監督 CS勝てば大儲け、負けても「育成モード」で批判封印
負けても失うものはない。
2位からの日本シリーズを目指す日本ハムの新庄剛志監督(53)が連日、CSでの若手抜擢をほのめかしている。去る2日にルーキーの柴田獅子(19)が一軍に合流すると、台湾人助っ人の古林睿煬(25)も同日、一軍でブルペン投球を披露した。
柴田は今季4試合登板で3試合に先発し、勝ち負けなしの防御率2.92。2試合でショートスターターを任され、自身最終登板となった9月15日の西武戦は四回途中2失点で降板した。CSでの起用法は未定だが、高卒1年目のルーキーに大舞台を経験させる意向だ。
一方、こちらも1年目の古林は7試合で2勝2敗、防御率3.62。来日直後に右脇腹を痛め、6月には左脇腹も故障して長期離脱。9月に一軍復帰したものの、台湾時代から一貫して先発起用だったにも関わらず、2試合でリリーフ起用。いずれも失点し、先発予定だった9月28日のロッテ戦は上半身のコンディション不良で登板回避した。
ある球団OBは「いずれもCSの切り札として見れば不安だらけです」と、こう続ける。