木佐貫洋の"生真面目さ"に私は面食い、野球以外の天職は銀行員しかないと確信した

公開日: 更新日:

「次は最多勝狙いかな?」

「タイトルについては慎重に前向きに検討する所存です。はい」

 一瞬耳を疑った。わざと「レトロ」を演出しているのかと思ったが木佐貫は真顔だった。放送謝礼を渡すと「源泉の処理は、こちらでやらなくていいんでしょうか?」と聞いてきた。この時私はこの男の野球以外の天職は「銀行員」しかないと確信したものだ。

 さすがに今は「少し普通」になったが、今度は無類の漫画オタクになってしまった。少年漫画のスポコンから政財界の暴露作品まで守備範囲は広い。移動中の新幹線では、熟睡する同僚を尻目にむさぼるようにコミック雑誌を読みふける。

 同期の久保も「木佐貫の雨天中止の暇つぶしはズバリ、漫画喫茶ですね」と認めるほど。作品に登場する主人公の名前とキャラは常にチェックし、相手球団の打者よりも知っている。

 漫画好きはマウンドにも及んでいる。試合中のマウンドで木佐貫の口元がピクピク動いているのをご存じだろうか。その理由を知って私は開いた口が塞がらなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  2. 2

    「男なら…」ヤクルト1位・村上宗隆を育てた父親の教育観

  3. 3

    社民・福島瑞穂代表と高市首相が35年前に共感しあっていた仰天「濃厚セックス対談」の中身

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  1. 6

    小手先、その場しのぎではもう駄目だ 長期金利急上昇は市場から高市への「退場勧告」

  2. 7

    追い込まれた高市首相ついに補正予算編成表明も…後手後手のくせして無能無策の極み

  3. 8

    佐々木朗希“初物尽くし”2勝目のウラに心境の変化…ドジャース指揮官が「以前との違い」を明かす

  4. 9

    ソフトBモイネロの体たらくに小久保監督イラッ…なぜ“同条件”の巨人マルティネスと差がついた?

  5. 10

    株主82万人に拡大も…前澤友作氏「カブ&ピース」のビジネスモデルは法規制に大きく左右される