ドジャース佐々木朗希“登板回避”にOB懸念…体力切れ不安を増幅させるロバーツ監督のムチャ使い
ロバーツ監督に潰されかねない
「160キロ超の真っ直ぐに落差の大きいフォークボールを持つ佐々木に、リリーフの適性を見出すのは理解できます。しかし、右肩や体力、スタミナに不安を抱えていることは、ドジャースも理解している。レギュラーシーズン中に何度もその懸念を口にしていたのが、他ならぬロバーツ監督でした。にもかかわらず、10日のフィリーズとの地区シリーズでは1-1の同点の八回に佐々木を投入、3イニングを投げさせたのには正直、驚きました。地区シリーズ第1戦でも佐々木への継投を躊躇し、ブルペンで慌ただしく準備してマウンドに上がっていた。佐々木に投球練習をさせるために、その前の自軍の攻撃で大谷翔平に時間稼ぎの指示を出すほどでした。佐々木に疲労が出ているのだとすれば、その原因はベンチにもあるのではないか」
16日発売の週刊文春のインタビューでは、佐々木本人が回またぎの3イニング登板に触れ、<『ロウキ、肩の準備、できてるか?』って。『できてない』と答えたんですが、コーチも困っていて……もういっか! とそのまま飛び出しました><正直、肩の方はやや準備不足ではありました>などと答えている。
メジャーでは、プレーオフに入れば、総力戦は当たり前。先発にリリーフにフル回転ということも珍しくないとはいえ、“ガラスのエース”と言われる佐々木にとっては危険と隣り合わせ。ロバーツ監督に潰されないか、心配になってくる。
◇ ◇ ◇
ところで佐々木といえば、メジャー挑戦にあたりロッテの優秀なスタッフ3人を“ごっそり引き抜く”という前代未聞の行動で、チーム内で大顰蹙を買っていた。「いったい何様なのか」との批判も噴出したほどだ。まさに「立つ鳥跡を濁す」どころか、泥沼を残して飛び立った異例の移籍劇。いったいあの時、何が起きていたのか。
●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。