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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

【徹底分析】2027年ラグビーW杯組み合わせ決定 日本悲願の「8強入り」をプロが占った

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■低迷中のサモアが侮れない理由

 サモアは今年、パシフィックネーションズカップで全敗に終わり、世界最終予選でようやく出場権を得た。つまり低迷中だが、数多くの有力選手を世界各国に送り出していて、潜在能力は非常に高い。低迷の原因も、世界に散らばる選手を代表に集めて強化するだけの財政的な基盤がないからで、W杯という大舞台にこうした選手たちが結集すれば、台風の目となる可能性はある。

 また、統轄団体ワールドラグビーが22年に代表選手資格を変更。過去、他国の代表に選ばれた選手でも、最後に選ばれてから3年以上経過していれば母国代表としてプレーできることが可能となり、かつて他国の代表として活躍したサモア系の選手が、この規定によって代表入りすることも十分に考えられる。

 ジャパンは15年大会からW杯では3連勝中だが、そうした実績を参考にできないところが、サモアの怖いところなのである。

■16強で待ち受けるのはW杯での実績を誇る強豪ばかり

 グループリーグを突破しても前途は多難だ。

 この大会では各組上位2チームに、3位チームから勝ち点上位の4チームを加えた16チームで「ラウンド16」が行われることになっていて、グループリーグ突破自体はさほど難しくないが、ジャパンがE組を2位通過した場合はA組2位との“決戦”が待っている。A組にはニュージーランド(2位)とオーストラリア(7位)が入っているので、両者の直接対決で敗れたチームが、ジャパンの対戦相手となるのだ。

 ジャパンがE組を1位通過した場合でも、ラウンド16で対戦するのはD組2位チーム。こちらは、アイルランド(4位)とスコットランド(9位)の直接対決で敗れたチームになる公算が高い。

 つまり、グループリーグを突破しても、ラウンド16で待ち受けるのはW杯での実績を誇る強豪ばかり。この“格上”を倒さない限りベスト8には進めないのだ。

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