侍Jと大谷翔平がWBCで直面するMLBからの嫌がらせ…過去何度も味わった手段選ばぬヤリ口に要警戒
前回大会では大会期間中にいきなり日程変更
それは投手の顔ぶれからも明らか。すでに代表入りが内定しているパイレーツの右腕スキーンズ(23)に加え、タイガースの左腕スクーバル(29)の招集を検討。今季のア、ナ両リーグのサイ・ヤング賞投手が代表入りすれば、侍Jはもちろん、大谷にとっても、大きな脅威となる。
日本に対抗すべく「史上最強のメンバー」(米国・デローサ監督)で臨むのはもちろん、本番ではどんな手を使ってでも勝ちにくるのが米国の常套手段といってもいい。
前回大会では大会期間中にいきなり日程が変更。大会公式サイトの日程表には当初、「日本、米国とも1次ラウンドの順位にかかわらず、準々決勝は3月17日(日本時間18日)、準決勝は20日(同21日)に対戦する」との注釈がついていたものの、主催者であるMLBの独断でこれを削除。日米の対戦が実現するのは準決勝のみとみられていたが、日程変更の結果、決勝戦で対戦することに。大会後、栗山英樹監督は「準決勝は米国のつもりで投手起用をやってきた。ルールが途中で変わるのは、いくらMLB主催でも違うだろうと思う」と苦言を呈したが、MLB側は「いつの状況か把握していないが、違った情報で、日本とアメリカと、どのような勝ち上がりでも戦うというのは誤りだった」などと苦しい言い訳に終始した。
そもそもWBCは当初から米国有利の大会だった。第1回大会では、第1、第2ラウンドとも4チームによる総当たり戦を実施。第2ラウンド1組で日本、米国、メキシコが1勝2敗で並んだため、失点率最少の日本が2位となり、準決勝に進出した。早々と姿を消した米国の思惑もあって、第2回大会では2敗した時点で敗退となる「ダブルイリミネーション方式」を採用。この方式は展開次第では同一カードが最大で5度もある可能性があり、実際に日本は韓国と5度も対戦し、「改悪だ」との声が相次いだ。
大会連覇を目標に日の丸を背負う大谷は、MLBの手段を選ばないヤリ口に要警戒である。
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ところで大谷といえば、その「意外な発言」が注目を集めている。WBC参加にあたり若手選手へのメッセージを求められたときのこと。そこで話したことが、どうやら佐々木朗希にとってはこれ以上ないほど耳が痛い内容だったというのだ。いったいどういうことか。
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