DeNA1位・小田康一郎 6人姉弟の5番目に誕生、ナイター照明完備の庭で英才教育を受けた

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横3m×縦13mほどの自家製練習場

 小田の他にも、涼凪さん、健二郎さんも入部した。現在、東京情報大3年の健二郎さんは硬式野球部で内野手を務める。

「康一郎は姉弟の中でも活発で行動力がありました。試合や練習で自分も当然、エラーすることもあるから偉そうなことは言えないと本人は思っていたかはともかく、周りがエラーしたときはきちんとフォローしていました」(同)

 グラウンドでは親子から「指導者と選手」の関係に変わる。接し方への難しさを感じた。

「あまり接点を持ち過ぎると、周りから『自分の子供だから』と言われる。そういう目は少し気にして接していました。とはいえ、子供はそんなことお構いなしなので、親の言うことだからと、だんだん聞かなくなってくる。そういうときは、代わりに他のコーチに言ってもらって。挨拶や話し方は『おはようございます』『よろしくお願いします』と、敬語をちゃんと使わせました」(同)

 自宅に帰れば親子に戻り、練習再開。小田の小学校入学後、康彦さんが自宅の庭につくった横3メートル×縦13メートルほどの自家製練習場でバットを振った。

「毎日100~150スイング。ただバカみたいにブンブン振るんじゃなくて、毎回『今日はこういう意識で振るように』と指示を出しながらやっていました。私が仕事で遅くなるときは『兄弟2人でそれくらいは集中してやってくれ』と。サボっていたときもあるとは思いますけど(笑)」

 ボールが飛んでいかないようネットを張り、夜間練習ができるよう、工事現場で使われる作業灯を2~3個付けた。最大8人いた自宅には今、康彦さん、母の尚代さん(61)、康彦さんの父、四女の涼凪さんの4人が住んでいる。長男の新たな旅立ちを静かに見守る。 (随時掲載)

▽小田康一郎(おだ・こういちろう) 2003年8月15日、東京都八王子市出身。5歳のとき少年野球チーム「八王子リトル」で野球を始める。四谷中では「八王子シニア」で3番・投手。岐阜・中京学院大中京高(現・中京高)では1年時に夏の甲子園に出場。三塁のレギュラー選手としてベスト4進出に貢献した。高校通算34本塁打。青山学院大に進み、ベストナイン(一塁手)を3度獲得。2025年日米大学野球選手権日本代表で中軸を打つ。右投げ左打ち。身長173センチ、体重85キロ。

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