侍Jを刺激する大谷翔平“勝利への献身” ド軍首脳陣が絶賛、WS連覇の裏で「周囲を鼓舞し、団結させた」

公開日: 更新日:

「シーズン後半はドジャースらしい野球ができなかった。ショウヘイはチームのためにマウンドに立ち、我々を目覚めさせてくれた。ショウヘイだからできる。他の選手のモチベーションになる。スコアや成績に残らなくても、彼の姿はずっと(我々の)胸に刻まれている」

 その日までの6試合は1勝5敗。地区最下位のパイレーツにも3連敗して、チームの危機だった。急きょマウンドに上がった大谷は3回3分の2を3安打無失点5奪三振。この試合も1点差で敗れたものの、翌6日からの8試合は6勝2敗と巻き返し、25日のダイヤモンドバックス戦で4年連続となる地区優勝を決めた。

「彼(大谷)のひたむきさと献身は、チームにプラスの影響を与えている。周囲を鼓舞し、ひとりひとりに、もう少し努力しないといけないと思わせた。ゴールを明確にし、(ワールドシリーズ)連覇に向けてみんなを団結させた」

 同番組でフリードマン編成本部長がこう言えば、大谷はこんなふうに話している。

「おのおのができないときに、みんなでカバーしていければ。負担を減らせるような仕事ができるのも大切」「左打者が打てない日は右打者がカバーしたり、打てないからといってやることがないわけではない。その中で、できることをひとりひとりがやっていくことを積み重ねていく」

 大谷は後がないワールドシリーズ第7戦に中3日で先発するも、三回にビシェットに先制3ランを浴びた。試合はブルージェイズにリードを許したまま終盤へ。そして1点を追う九回1死走者なしから、起死回生の同点本塁打を放った前出のロハスは当時のことをこう振り返っている。

あの緊急登板を思い出した。ショウヘイを敗戦投手にするわけにはいかない。今度はオレたちが彼を救う番だと思った」

 人より多くの本塁打を打ち、人より速い球を投げるだけではない。「ひとりひとりができることをやっていく」と緊急登板した大谷のスタンスがドジャースのワールドシリーズ連覇につながった。山本由伸(27)のワールドシリーズ第7戦での中0日登板をも引き出したのだ。

 26日、侍ジャパンは3月のWBCの新たな出場メンバー10人を含む29人を発表した。残る1人は後日、発表される。

 大谷は先日、WBCのスポンサーの会見にビデオ出演。「連覇したいという気持ちはもちろんありますが、前回の終わったことはもう忘れて、もう一度、ゼロから全員で頑張りたいと思っています」と話した。ドジャースのワールドシリーズ連覇を引き出した大谷の勝利への献身は、侍ジャパンの選手にも響くに違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に