高校球界にまで侵食中 ドジャースが企てる日本球界の上澄み総ざらいプラン
ドジャースのビジネス戦略とアナリティクス担当のマイケル・スペトナー副社長が都内で会見。日本在住のファンを対象にした公式ファンクラブ(FC)の新規入会受け付けを開始したと発表したのが去る27日。
「大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、各選手のおかげで日本での注目度は高い。(今年の)目標は10万人」と意気込んだが、球団幹部がわざわざ来日した目的は単にビジネスにとどまらない。スペトナー副社長はこうも話している。
「昨季は会員の51%が関東地方在住者だった。今年は関東以外にも(FCの)会員を増やしたい。認知度拡大のプライオリティーは子どもたち。ユース世代は次世代のファン。彼らがプロになったときに、その先はドジャースだと思ってもらいたい」
大谷や山本の活躍によって、ドジャースが日本のファンの間で大きな注目を集めているのは間違いない。それに乗じてファンをさらに増やして日本での人気を確固たるものにする。そうやって商売につなげるのはもちろん、大谷や山本に続く日本のトップクラスの選手をドジャースに引っ張りたい。「プライオリティーは子どもたち。彼らがプロになったとき、その先はドジャースだと思ってもらいたい」とハッキリ言っているだけに、草の根レベルから耕し、おいしい実をもっていくつもりなのだろう。特派員のひとりがこう言った。
「ドジャースはこのオフ、日本人の村上宗隆(25=ホワイトソックス)や岡本和真(29=ブルージェイズ)、今井達也(27=アストロズ)には目もくれなかった。単にポジションが重なるという理由ではない。実際、先発は飽和状態なのに2年連続でサイ・ヤング賞を獲得したスクーバル(29=タイガース)とはいまも水面下でトレード交渉をしているといいますから。本当に優れた選手であれば、現有戦力を放出してでも取りに行くのがドジャースです。つまり村上や岡本や今井は評価の対象ではなかったということ。大谷や山本クラスになるポテンシャルを秘めた選手となると、次に狙うのは山下舜平大(23=オリックス)か高橋宏斗(23=中日)あたりか……とてつもない能力を備えたアマチュア選手やその下の世代の獲得まで視野に入れているように思う。ドジャースは大谷や山本クラスになる可能性のある飛び抜けた力をもった逸材を獲得し、チームをさらに強化すると同時に商売にもつなげる青写真なのです」


















