「ダルの真似なんかしてんじゃねえよ」 田中将大にこうハッパをかけた真意
「マー君」こと田中将大(現巨人)の代名詞といえば、三振を取ったときに見せる闘志むき出しのガッツポーズ。駒大苫小牧高時代から感情を前面に出すスタイルが印象的だったが、プロ1年目、入ったばかりの頃はおとなしくて無口で、まるで「お客さん」だった。新しい環境で緊張していたのかもしれない。
2007年3月29日のプロ初登板初先発で打ち込まれてから3週間後。4月18日の登板ではそれまでの課題や問題点を精査して初勝利を手にすると、徐々に感情を表に出すように。本来の姿を解禁していった。
感情をあらわにするスタイルではあったが、ただガムシャラに投げるのとは違った。コントロールはアバウトながら三振にこだわりすぎず、投球に強弱をつけて打ち取る術を1年目にしてすでに身につけていた。
「マー君、神の子、不思議な子」
07年8月3日、野村克也監督が四回までに5失点しながら勝ち投手になった将大をこう表現したが、勝てたのは運だけではない。日頃から将大の努力を見てきたチームメートが奮起したことに他ならない。ちなみに、俺も将大の登板した試合では結構本塁打を打っている。
この年、将大は11勝7敗とルーキーでいきなり2ケタ勝利。松坂大輔以来、高卒1年目での新人王を取ったのも納得の内容だった。
2年目の08年はさらに進化。先発投手としての責務を果たすため、1試合を投げ切るため、ギアチェンジする技術を習得した。1年間通してローテーションを守ることを優先していた。勝ち星こそ2つ減って9勝止まりだったけれど、前年はパ・リーグワーストだった自責点(79)が67に。被本塁打数も17から9に減った。
もともと将大は物おじしない性格で、投手としてレベルアップするためには、先輩であろうと積極的に話を聞きに行くタイプ。一時期は
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